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住宅ローンの遅れについて 前編

2019/07/04
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住宅ローンの遅れについて 前編

 
 マイホームを持った人には、当然ですがほとんどのケースで住宅ローンの支払い義務が発生します。

 しかし、住宅ローンは長い年数に渡り、返済していくことになります。

 その間には、借入時と状況が変わってしまい住宅ローンが払えなくなるといったケースが発生する
 こともあります。 

 住宅ローンを払えないまま放置していると、最悪のケースとして自宅を売却されてしまうことだって
 あります。

 住宅ローンが払えない時には、どのような対処法があるでしょうか。

 今日は、住宅ローンが払えない時に活用したい対処法をご紹介していきます。

 住宅ローンが払えないとなると当然ですが、最悪の場合にはせっかく建てたマイホームを失う可能性も
 出てきます。

 このような最悪の事態を避ける為に、まず現時点で住宅ローンが払えていないという場合は、その理由を
 探ることから始めてみましょう。

 住宅ローンが払えなくなった方々からお話を聞いてみると、まず1番多く上がるのが「生活そのものが
 きつく生活費もギリギリで回っている状況。」という場合です。

 つまり収入から支払えるのが生活費でいっぱいであり、住宅ローンの返済にお金を回せる余地が
 少なくなってしまうという場合です。

 例えば交通事故を起こした場合や、ご家族が急に病気をされて思わぬ出費がかさんでしまうと、一時的に
 その月の住宅ローンの支払いが困難になるケースは珍しいことではありません。

 このような突発的かつ、一時的な生活費の困窮であればそこまで大きな問題ではなく、一時的な資金繰りの
 悪化が原因であれば、対処法は沢山あります。

 そもそも、一時的な要因ならその不足額のみ他から借入することもできますし、一時的に住宅ローン返済を
 猶予してもらうことも検討できます。

 反対に、もう2年以上このようなギリギリの生活が続いていて、いつ住宅ローンの引き落としができなくなるか
 定かではないという場合にはそれ相応の対策をしっかり考え、取っていく必要があると思います。

 いずれにしてもこの家計が厳しいという状況の場合は、家計の見直しやスリム化などを図ることにより、
 状況を解決できる場合がほとんどです。

 
住宅ローンの返済金額が大き過ぎる


 住宅ローンを契約した時に、そもそも明らかに無理がある返済年数での契約をしてしまい、毎月の負担額が
 想定よりもかなり厳しい状態になってしまったというケースも存在します。

 こういった場合には今後、継続的に同じような問題が幾度となく発生する可能性がかなり高いと言えます。

 出来る限り早い段階で、住宅金融公庫や住宅ローンを契約している債権者に対して支払い年数の変更や
 金額などの交渉をしていきましょう。

 これにより毎月の支払額に変動が生まれ、家計のバランスを取り戻すことが可能になるケースもあります。

 
他の借金が原因で家計がパンク状態

 
 最もよくあるケースの1つとして、消費者金融やクレジットカードなどのいわゆる無担保型の借金が原因で
 家計がパンクしてしまい、住宅ローンが払えなくなるという場合があります。

 また、住宅ローンの返済や、生活費に余裕が無かったことから、住宅ローンの返済資金としてカードローン
 などを利用してしまい、返済の負担が重くなりパンクするという場合もあります。

 この場合は最も危険度が高く、早急に対策を考え、練らなければ事態が解決する方向に向かうことはまず
 ないと言ってもよいでしょう。

 住宅ローンの返済を継続できるようにする為、今すぐ迅速な行動が求められます。

 多重債務に陥ってしまうと、感覚がマヒしてしまい、日にちが経てばなんとか事態を解決できるのでは?と
 思うものですが、それは大きな勘違いです。

 出来る限り傷口が浅いうちに、借金を整理するという方向に向かわなければ今後最悪なシナリオとして住
 宅を失ってしまう事にもなりかねません。

 カードローンなどの金融業者からの借金のついては、原則的に債務整理という行動を取ることにより、自宅
 を失うことなく借金だけを整理することも十分に可能です。

 もし、これらの債務整理に関する知識がないのであれば、法律のスペシャリストである弁護士や司法書士に
 相談することからスタートすといいと思います。

 
返済遅れ1ヶ月程度の場合


 この場合は、即座に住宅ローンを管理している債権者や、窓口となっている銀行に連絡をして返済が遅れて
 いること、そして次に返済できる時期がいつになるかということを明確に伝える必要があります。

 ほとんどの場合は、住宅ローンを借入している金融機関にこちらからきちんと連絡を入れることにより、1ヶ月
 くらいであれば次回の支払い期日にまとめて入金するように指示される場合すらあるほどです。

 ただし、場合によってはたとえ1度きりの支払いの遅延でも強制解約という場合もあります。

 この辺りのことは出来る限り、返済が遅れてしまう前に銀行側に対して確認をした方がいいでしょう。

 約定弁済が遅れるということに関して、対応が後手後手になることで、良いことは1つもありません。

 銀行と相談するにしても、こちらから連絡する場合と、銀行からの督促で話をするのでは、その後の銀行の
 対応などにも大きく違いが出てきてしまいます。

 住宅ローンの返済の遅れが確定している・あるいはかなり濃厚であり、支払ができない可能性が高いと判断
 できた段階で出来るだけ速やかに連絡をすることが重要です。

 
3か月連続で延滞

 
 住宅ローンの返済を1ヶ月以上延滞してしまい、さらに2~3回目の支払い期日がきても返済できない、あるいは
 3か月連続で住宅ローンの返済を延滞してしまったという場合は、その時点で期限の利益を喪失する可能性が
 あります。

 期限の利益というのは簡単に言えば「分割払いにすることで、支払を完了するまでの期限を授けます」という
 契約上のルールです。

 住宅ローンで言えば、大きな金額を借入しても、毎月の約定弁済額を超えてまで返済を求められないということ
 を意味します。

 そして期限の利益は基本的に支払いに遅れた状態が継続すると、金融機関からの「期限の利益喪失手続き」
 により、その時点で残っている残債を全て一括返済するように要求されます。

 もちろん、毎月の返済額を払えない方が、この一括返済をすることはできないわけです。

 実際に期限の利益を喪失して一括返済を迫られた時点で支払いができないと最終的に強制執行、つまり自宅を
 取られてしまう可能性があるということです。

 このような状況になるとリカバリーをするのは大変困難な問題となりますので、出来る限り2か月連続で支払いが
 滞るという状況は避けるべきです。

 もし、現時点では2か月連続で支払えず、期限の利益の喪失に関する書類が届いてしまったという場合には、一
 刻も早く債務整理・個人再生という部分に強い弁護士に相談しなければいけません。

 住宅ローンは返済が遅れたり、払えない状態が続くとマイホームを取り上げられてしまう可能性がありますので、
 出来る限りスピーディーに対策を取っていく必要があります。