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住宅ローンの遅れについて 後編

2019/07/04
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住宅ローンの遅れについて 後編


住宅ローンを払えないと分かった時には様々な対処法があります。

 
◎生命保険の契約者貸付を使用する

 マイホームを持つほどの年齢であれば、おそらく生命保険などにも加入されているのではないでしょうか。

 ご家族につきましても同様で、生命保険に加入しているかどうか確認してみましょう。

 そして、この生命保険ですが、貯蓄や満期返戻タイプの場合、解約まではいかずとも契約者貸付という制度を
 使うことができる場合もあります。 

 これは解約返戻金、つまり現時点で生命保険を解約した際に戻ってくる金額のうち、一定の割合を貸付金として
 すぐに引き出すことができるサービスになります。

 但し、契約者貸付の利用の可否はその保険の種類や、保険会社ごとにも異なります。

 例えば、掛け捨て型の医療保険では利用できません。

 もし手元に生命保険の証書があれば、そこに契約者貸付限度額という欄があるかどうかを確認してみましょう。

 契約者貸付の限度額がそこに記載されていれば、とりあえず記載されている金額までは、遅くも1週間前後で
 借入できるということになります。

 もしも、生命保険証書がすぐに見つからない場合は、加入されている保険会社に連絡をして、契約者貸付制度
 の利用可否を確認してもいましょう。

 ちなみに、この保険の契約者貸付は審査がありません。

 必要な書類に署名、押印して保険を担当している外交員などに預けることで数日もあれば資金を振り込んでも
 らえます。
 
 生命保険の金額によっては、いざという時にはこちらを使用するという方法があります。

 
◎他の借金が原因なら

 現時点で、キャッシングやカードローンなど他の借金が原因で家計がパンクしていて、これらの借金が整理でき
 れば再建することができそうという場合には任意整理というやり方があります。

 任意整理というのは、債務整理の方法の1つで、弁護士や一部の司法書士の先生が本人の代わりとなり、債権者
 と交渉を行った上で、借金の返済額を圧縮してくれるという方法です。

 自己破産などのように、破産者として記録されることもありませんし、周りに任意整理を行ったことが知られるといった
 こともまずありません。

 また、毎日のように鳴りやまない督促の電話や、取り立ての手紙、はがきなども任意整理を依頼したその日から
 全てストップするという副産物もあります。

 また、任意整理の場合、相談をする金融機関を個別に選択して行うことができます。

 全ての債権者と平等に交渉するわけではありません。

 そのため、住宅ローンの返済を継続したまま、その他のカードローンなどを減額してもらう交渉なども可能です。

 
◎個人再生で住宅を守る

 今日ご紹介したような対処法を全てトライしたにもかかわらず、住宅ローンの返済を行うことができない状況、
 あるいは、既に期限の利益を喪失しそうな状況である場合には、一刻も早く個人再生という債務整理の方法に
 シフトしなければなりません。

 さもなければ、近い将来マイホームを手放さなければならない状態に陥ってしまいます。

 個人再生というのは、債務整理の方法の中で自己破産の次に強力な方法です。

 裁判所に対して再生計画というものを提出して、借金を大幅に圧縮した上で、原則5年以内に全ての借金を返済する
 といった誓約する方法となります。

 この個人再生は住宅ローン特則というものがあり、簡単に言えば債務整理をするけど、住宅という財産だけは守り続ける
 ことができるという方法になります。

 もちろん住宅ローンについては、通常通りの支払いをしていかなくてはなりませんが、現時点で給与所得などで
 収入があるのであれば十分に検討した方が良い方法となります。

 
さいごに

 
 住宅ローンを払い続けることができなくなった場合には、状況により様々な選択肢があります。

 2週間以内など、一時的に支払えない状況であれば銀行に対して支払いの猶予を申し出るという方法があります。

 もう少し長い期間、1ヶ月~2か月程度支払えそうにない、という状況の場合には借り換えなども検討することに
 なります。

 また、収入などが完全に途絶えてしまい、完全に返済の目処が立たなくなったという場合には、早い段階で
 任意売却などの方法に向かわなければならない場合もあります。

 しかし、マイホームを手放すというのは最終的な局面であり、それに至るまでには様々なやり方でマイホームを
 守ることだってできるのです。

 特に債務関係で住宅ローンの返済が間に合わないという場合には、個人再生など債務整理の方法
 もありますのでお近くの弁護士まで連絡してみましょう。