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過払い金の請求って銀行カードローンも請求できる?

2019/10/29
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過払い金の請求って銀行カードローンも請求できる?

こんにちは。過払い金についてみなさんご存知ですか?テレビなどでも「過払い金ありませんか?」というCMを見たことはないでしょうか?過払い金とは消費者金融やクレジットカード会社から借入期間が5年以上であり、利息制限法の上限を超えて払い過ぎた利息のことをいいます。本日は銀行カードローンも過払い金の対象になるかをお伝えしていきたいと思います。

長期間銀行カードローンを返済している方の中にも、過払い金がかえってくるか気になっている方も多いしょう。しかし、残念ですが銀行カードローンで借入している場合には、ほぼ間違いなく過払い金は発生していません。

 

銀行カードローンは過払い金の対象外

銀行カードローンからの借入は過払い金の対象外です。過払い金が発生するのには条件があり、その条件を満たしていない場合には対象外です。条件は以下の2つです。

・2010年以前に金利20%を超える借入をしていた。

・完済してから10年経過していない。

過払い金とは、法令で定められた金利以上に支払いすぎた利息のことを言います。2010年前に改正貸金業法の施行以前に、消費者金融やクレジットカードのキャッシングで借入をしていた場合には、過払い金が発生しているかもしれません。ただし、金利の低い銀行カードローンでは、2010年以前にも金利20%を超える貸付は行われていないので、過払い金の対象外になります。TVCMでも銀行カードローンでの借入でも過払い金請求ができると宣伝されていますが、銀行カードローンで過払い金がかえってくることはないでしょう。

過払い金請求を考えている方は、自分の借入先が銀行カードローンなのか消費者金融なのか、どちらなのかを確認しておく必要があります。

 

過払い金を請求できる条件とは?

過払い金を請求できるのは、2010年の改正貸金業法の施行以前の「グレーゾーン金利」で借入していた方が条件に当てはまります。

貸金業法の改正前には、カードローンの利息は2つ法律によって上限が決まっていました。

・利息制限法の条件:20%

・出資制限法の上限:29.2%

利息制限法も出資制限法もカードローンの利息に対する法令ですが、利息制限法を超える貸付にたいしても刑罰はなく、貸付が無効になっていました。ただし、利息制限法を超える貸付でも、刑事罰の対象となる出資制限法の上限を超えなければ、また、申込者が納得さえしていれば有効な貸付とされていた過去がありました。ですので、20から29.2%の金利はグレーゾーンと呼ばれ、消費者金融のカードローンの多くが29.2%に近い金利で貸し付けを行っていました。しかし、2010年6月の改正貸金業法では、これまでの利息制限法と出資制限法の上限の違いによるグレーゾーン金利が廃止され、金利の上限は20%に統一されたのです。

現在では、刑事罰の対象となる出資制限法の上限も20%に引き下げられているので、金利20%を超えるカードローンは存在していません。

さて、ここで問題になるのが、改正貸金業法の施行前にグレーゾーン金利で借入していたカードローンの利息です。以前には、グレーゾーン金利の貸付でも、申込者が納得していれば弁済の義務があるという「みなし弁済」が有効でした。しかし、最高裁により「みなし弁済は成立しない」という判例が出たことで、20%を超える金利で支払った利息は無効になったのです。そのため、グレーゾーン金利で借入していた方は、払い過ぎた利息の返還を求める過払い金請求が可能となりました。反面、2010年以前もグレーゾーン金利での貸し付けをおこなっていない銀行カードローンは過払い金の請求には当てはまらないことがいえるのです。

 

銀行カードローンの過払い金は対象外になっています。そのため、過払い金の請求をしようと考えていた方は注意が必要です。

過払い金の請求の対象になるかどうかは、改正貸金業法施行前にグレーゾーン金利での利息の支払いが基準です。ただし、過払い金請求には時効がありますので、ご注意下さい。