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ファクタリングと債権回収代行の違いとは?

2019/11/09
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ファクタリングと債権回収代行の違いとは?

 

取引先から売掛金の回収をする業務は経営を行っていくうえで必要不可欠です。特に売掛取引の多い「卸売業」「製造業」「サービス業」などは売掛金を回収できないと、経営問題に直結してしまうほどです。しかし、支払いが悪い取引先からの債権を回収することは、手間と時間、そして人手が多くかかってしまい、債権を回収できなかった時には、不良債権化してしまう中小企業なども少なくありません。そこで、経営者の方が知っておくべき債権回収方法の手段に「債権回収(サービサー)」と「ファクタリング」があるのです。

 

債権回収(サービサー)とは何?

債権回収会社(サービサー)とは、法務省の認可を受けて債権回収を代行する業者のことをいいます。具体的には、企業から債権譲渡を受けて、未払いの売掛金に対して督促や訴訟なども含めた請求業務を行っている会社です。弁護士しか専任できなかった債権回収業務が、平成10年に施行された「債権回収に業に関する特別措置法」により、法務大臣による許可を受ければ一般会社でも出来るようになりました。債権回収と聞くと、取り立てをイメージされる方もいるかもしれませんが、国から認定を受けているため安心して委託できます。

 

債権回収会社(サービサー)のメリットとは?

債権回収会社(サービサー)を利用するメリットは、以下の3つになります。

・国から認定を受けている会社なので、安心して債権の回収を行うことができる。

・債権回収業務の効率化をはかれる。

・不良債権化のリスクを減らすことができる。

そして、債権回収(サービサー)を利用する最大のメリットは、未回収の売掛金を回収できるところです。

支払いが悪い取引先があり、大変困っている、毎月の債権回収業務が大きな負担になっている、というお困りがある場合には、債権回収会社を利用する価値は大きいでしょう。

 

債権回収会社(サービサー)のデメリットとは?

債権回収会社(サービサー)を利用するデメリットは、以下の3つになります。

・債権回収に手数料がかかる。

・債権回収会社を利用することにより、取引先の会社と関係が悪化する恐れがある。

・詐欺業者も多いので、見極めが必要。

債権回収会社を利用するには、回収手数料がかかります。債権回収利用時の費用の相場は、着手金、成功報酬、相談料を含めて、15~25%程度になります。手数料に関しては、売掛金の金額や支払い期日、取引先の信用によってもかわります。加えて、督促や訴訟を含めて回収業務を行うので、利用することにより取引先との関係が悪化してしまう恐れがあり、ひどい時には取引が停止となる場合もあります。

 

ファクタリングとは何?

一方でファクタリングとは、未払いの売掛金をファクタリング会社に売却する銀行融資に頼らない新たな資金調達方法です。売掛金の売却の際には、買取手数料がかかりますが、手数料を引いた分がファクタリング会社から入金されますので、即現金が手に入ります。ファクタリングには利用希望者とファクタリング会社で行う2社間ファクタリングと利用希望者とファクタイング会社、取引先も加える3社間ファクタリングの2つの方法があります。そのため2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかにもよって若干の手数料の違いはあります。

 

ファクタリングのメリットとは?

ファクタリングのメリットとしては大きく以下の7つが挙げられます。

・急な資金調達に対応してもらえる

・信用情報がブラックでも利用出来る

・資金調達のスピードが早い(2社間取引の場合、即日対応もしてもらえる)

・取引先に知られることなく、資金調達が可能(2社間取引の場合)

・手数料が低い(3社間取引の場合)

・債権回収業務をアウトソーシングできる(3社間取引の場合)

・貸借対照表のオフバランス化がはかれる

ファクタリングは別名「借りない資金調達法」とも呼ばれており、銀行融資などの金融機関に頼らない新たな資金調達方法として、注目されています。その大きな理由の1つに信用情報の審査が簡易的であり、またブラックでも利用可能なことが挙げられます。また2社間ファクタリングを利用すれば、取引先に知られることなく売掛金を売却でき、ファクタリングの事実を知られることもありません。

 

ファクタリングのデメリットとは?

ファクタリング利用時にも少なからず以下の3つのデメリットが生じます。

・3社間取引を利用する場合、取引先から資金繰りに困っていると思われる

・2社間取引を利用する場合、債権回収を自社で行わなければならない

・手数料がかかる

ファクタリングの手数料は、2社間か3社間かの取引によって変わってきますが、売掛金の取引先の信用度によっても多少変わるようです。

またファクタリングは金融機関の融資審査に落ちた企業でも利用できるので、資金繰りが厳しいと思われてしまうこともあります。

 

債権回収(サービサー)とファクタリングの違いとは?

債権回収もファクタリングも売掛債権を買い取ってもらうという点では同じですが、この2つの違いは利用目的にあります。債権回収は売掛金を回収することが目的であり、ファクタリングは資金調達が目的になります。また、債権回収の場合は支払い期日を過ぎた特定金銭債権を買い取ってもらうことができますが、ファクタリングは未払いの売掛金しか売却することが出来ないといった違いがあります。手数料に関してもファクタリングのほうが低めなので、ファクタリングを利用した方が回収出来る売掛金額は多いでしょう。また、ファクタリングはより資金調達に特化しているため、早急に資金が必要な場合でも対応してもらえます。

 

本日は債権回収(サービサー)とファクタリングの違いについてお伝えしました。債権回収は経営上不可欠なものの、回収業務に多くの手間や時間がかかっていることは事実です。債権回収とファクタリングのどちらを利用するかは迷いどころではありますが、資金調達という目的であればファクタリングの利用をオススメします。かかる手数料や入金のスピード、債権回収業務を減らすためにもファクタリング利用は有効な方法といえるでしょう。