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投資だけで生活するためには利回りは何%がベストか?―前編―

2019/12/02
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投資だけで生活するためには利回りは何%がベストか?―前編―

投資の商品を選んでいる時に「利回り」という言葉は無視できません。特に投資だけで生活したい方は、高利回りにこだわっているはずです。

しかし、利回りは高ければ高いほど良い商品だろうと思っていませんか?その考え方は少し危険かもしれませんね。

本日は利回りについて前編と後編に分けて詳しく解説していきます。ハイリスク・ハイリターンというように、利回りとリスクは表裏一体になりますので、利回りについて正しい知識を持って堅実な運用で利益を出していきましょう。

 

そもそも利回りとは何のこと?

利回りとは、そもそもどんなことを表すのかご存知ですか?利回りとは、いくらの投資に対して、1年でいくらの利益を得られるか、を計算した指標になります。この利回りが高いほど、投資額に対しての大きな利益が得られるということです。

利回りが4%と5%の投資先があるとすると、5%の投資先の方が大きな利益を得られることになります。

利回りの意味をおさえた上で、以下の項目に沿って詳しくみていきたいと思います。

 

  1. 利回りの計算方法について

    利回りの計算方法については、次の通りになります。

     

    利回り(%)=収益÷投資元本×100%

     

    例えば、元本100万円の投資をして1年間で5万円の利益が出たとします。それを上記の計算式に当てはめて計算すると、

     

    利回り=5万円÷100万円×100%=5%

     

    この時の利回りは5%ということになります。利回りが分かっていると、投資額が〇円なら利益は〇円という風にすぐ分かるので、投資をするうえでとても便利です。

 

  1. 表面利回りと実質利回りについて

    単に利回りと言っても先ほど紹介した利回りの計算方法は「表面利回り」を求めるもので、実は利回りには表面利回りと呼ばれるものと実質利回りを呼ばれる2種類があります。

    表面利回りは、投資額に対する収入を表すもので、投資家が支払うコストを無視した利回りなので、実質的な利回りよりも大きく計算されます。一般的には以下の式で求められます。

     

    表面利回り(%)=収益÷投資元本×100%

     

    実質利回りとは、コストを週縫うから差し引いて計算した利回りで、実質の収益に近い為、投資家は実質利回りで投資先を選ぶ方が良いです。以下の式で求めることが出来ます。

     

    実質利回り(%)=(収益―税金などのコス)÷投資元本×100%

     

    なぜ表面利回りと実質利回りの違いについてご紹介したかというと、表面利回りをPRしている証券会社がある為です。表面利回りが高いからといって、実質利回り高いかというとそうではありません。投資先を決める場合には、利回りが高いというだけで決めてしまうのではなく、コストの面も調べてから決めるようにして下さい。

    特に不動産投資のように維持や管理費でコストが大きくなる投資については、表面利回りと実質利回りの差が大きくなりやすのが特徴です。不動産投資で高利回りの案件があっても、表面利回りが高いだけであって、実質利回りが低かったということもあり得る話なのです。投資家が投資先を判断する時には、実質利回りも確認するように心がけましょう。

 

  1. 利率との違いについて

    利回りと似たような言葉で「利率」があります。計算式の違いを見ると利回りと利率の違いが分かりやすいので、紹介します。

     

    利回り(%)=(分配金・値上げ益・値下がり損を合計した収益)÷投資元本×100%

     

    利率(%)=(分配金の収益)÷投資元本×100%

     

    ということは、収益の計算に株価などが値上げしたことによるプラスや値下がりしたとことによるマイナスを含めるか含まめないかが異なるポイントです。値上がり、値下がりの変動を含めて収益とするのが「利回り」であり、分配金だけを収益をするのが「利率」になるのです。

    投資で利益を出すためには、分配金だけではなく、株価上昇などの値上がりも重要になってきます。利率よりも利回りで投資先を評価する方が良いと言えるでしょう。

 

  1. 利回りは税金で下がる

    投資信託や投資株式で利益が出た場合、税金を支払わなければならない為、利回りが下がってしまう恐れがあります。証券の場合には、表面利回りと実質利回りの差はほとんど税金ということになります

    例えば元本100万円の投資をして1年間で5万円の利益が出たと考えます。そうなると、表面利回りは次のように計算することが出来ます。

     

    表面利回り=5万円÷100万円×100=5%

     

    しかし、利益には20.315%の税金がかかるのですが、小数点以下を考えずに20%の税率と仮定して、利益5万円の20%と考えると1万円の税金を支払わなければならないのです。

    これを考慮すると、実質利回りは以下のようになります。

     

    実質利回り=(5万円―1万円)÷100万円×100%=4%

     

    表面利回りは5%でしたが、実質利回りは4%に下がってしまったことがお分かり頂けたでしょうか?手取りで5%の利回りが欲しい方にとって今のような投資としてしまうと、4%しか手に入らず目標額に届かなくなってしまうのです。

    証券会社のHPで投資信託や株式を調べると、その多くは表面利回りが記載されている為、実質利回りを計算して、投資によって手取りの収入がいくらになるのかを考えたうえで投資をすることが大切です。

 

本日は投資だけで生活するためには利回りは何%がベストか?―前編―をお送りしました。投資信託をするうえで利回りは無視できない大切な事柄です。利回りには表面利回りと実質利回りがあり、実質利回りをしっかりと計算して投資をすることが重要です。後編では、投資の種類別の利回りや投資で生活するためのオススメの方法などをお伝えしていきます。