BLOG

投資信託の売り時っていつ?失敗しないためのポイントとは?

2019/12/04
ロゴ

投資信託の売り時っていつ?失敗しないためのポイントとは?

2018年の株式市場は乱高下する不安定な相場になり、好調が続いていた多くの投資信託でも基準価格が大幅に下落するなど、運用成績の悪化が目立つ結果となりました。先行き不安定な状況が続き、保有している投資信託を売った方が良いのでは?と考えている方も多かったようです。しかし、投資信託は長期保有を前提に作られた商品が多くある為、売り時の判断がなかなか難しいのです。

本日は、投資信託の売り時とは一体いつなのか?についてお伝えしていきます。

 

投資信託の売り時について

  1. 長期的な値上がりが期待出来なくなった時

    投資対象価格が値上がりしていくと期待して投資信託を購入した場合、その値上がりが期待出来なくなったときが売り時になります。

    たとえ現時点で値上がりしていなかったとしても、今後の値上がりが期待出来ないのであれば保有し続ける理由はありません。逆に一時的に値下がりしても、前提に変化がないのであれば売る必要はないのです。

 

  1. 他に魅力的な投資先が見つかり、資金が必要になった時

    保有している投資信託自体に変化がない場合でも、相対的により値上がり期待が高い魅力的な投資先が見つかったが資金の調達が必要になった、そんな場合なども保有している投資信託の売り時でしょう。ただし、他に資金調達の手段はないか?保有している投資信託を売ることがベストなのか?を良く考えて判断することが大切です。

 

  1. 投資の目的を達成した時

    子供の教育資金や老後の資金など投資の目的や目標額を設定している場合、その目的や目標額を達成したのであれば、投資信託を売却して利益を確定させましょう。目的や目標額を達成しても、資金が必要になるタイミングまでまだ時間があるのであるのでもう少し利益を伸ばしたいという気持ちも分かりますが、投資信託の価格は変動しているので、資金が必要になるタイミングで値下がりしてしまうリスクもあります。そのため、必要な資金を確保することが大切です。

 

  1. 許容範囲を超えて下落してしまった時

    投資信託の運用において、投資対象の値下がりなどは当然想定されます。

    アクティブファンドであれば、投資対象の価格変動に対して、ポートファリオの調整などの対応まで含まれているので、投資家はそのコストを支払って、運用を任せている商品なのです。そのため、投資信託の基準価格が多少値下がりをしたからと言って、すぐに見切りをつける必要はないのです。しかし、基準価格が許容範囲を超えて下落してしまった場合には、損失がそれ以上拡大する前に売却を検討する方が良いでしょう。

 

  1. ポートフォリオ運用における投資比率の調整時

    資産クラスごとに投資比率を決めて分散投資を行うポートフォリオ運用では、投資した資産の価格が変動する為、1年に1回程度、定期的に保有比率を当初の投資比率に調整するアセットアロケーションが必要です。複数の投資信託を利用してポートフォリオ運用を行う場合には、値上がり比率の大きくなったふぁんふぉを売り値下がりして保有比率の小さくなったファンドを買い増すことで調整を行うので、このタイミングで値上がりしてファンドは一部を売却することになります。

 

投資信託の売り時を失敗しない為のポイントとは?

 

  1. テーマ型の投資信託は避けるようにする

    AIなど世間で注目が高い分野や成長著しい国などのテーマを設定して、そのテーマに関連した銘柄などを投資対象とする投資信託を「テーマ型投資信託」という風に言います。

    テーマ型投資信託は話題性も多く、魅力も伝わりやすい為、個人投資家にもうけの良い商品です。しかし、その運用成績は振るわないものが多く、運用開始当は好調でも、すぐにピークを迎え、そこから基準価格が下がり続ける商品が後を絶たないことも事実です。その原因として挙げられることは、そのテーマに注目が集まり、運用会社が売れると判断してからテーマ型投資信託が作られ、販売されるためです。そのため、投資信託が作られ実際に販売される頃には、関連する企業の株価はすれに高騰していて、割高な銘柄を多く組み入れることになるテーマ型投資信託の運用成績はあまり伸びないのです。テーマとなっている分野の成長を関連企業の株価の上昇については別物ということになります。

    その分野が成長を続けるとしても、関連する企業の株価には将来の成績まで織り込まれていることが多く、株価がその後も順調に上がり続ける保証はどこにもないのです。

    上記のような事情を考えるとテーマ型投資信託は避けることが賢明と言えるでしょう。

 

  1. 値下がりしたからと言ってすぐには売らない

    投資信託の基準が下がると不安になり、売ってしまいたくなるかもしれませんが、長期的な運用を考えているのであれば、すぐに売ることが必ずしも良いとは限りません。

    長期的にみて値上がりが見込めるのであれば、一時的な値下がりは買い増しを行うチャンスとも取れます。なぜ下落しているのか、その原因を見極めたうえで判断することが重要です。

    判断に迷う場合には、一度にすべて売却するのではなく、様子を見ながら段階的に売却して、リスク軽減につなげるのも一つの手です。

 

本日は投資信託の売り時について失敗しない方法とともにお伝えしました。投資信託は基本的に長期保有が必要な商品です。頻繁に売り買いするようなものではないので、値下がりしたからと言ってすぐに売ることは得策ではありません。しかしこれは、長期的に見て値上がりする見込みがあることが前提ですので、その前提が崩れた時には、値下がりしているかに関わらず売却を検討すべきと言えます。気を付けたい事は、基準価格が大きく下がってはじめて売却を検討することは避けるべきです。そうならないためにも、日ごろから保有する商品の運用状況について把握しておくことが大切です。