BLOG

老後の為に2000万円を貯めるためにはどうすれば良いのか?―前編―

2019/12/28
ロゴ

老後の為に2000万円を貯めるためにはどうすれば良いのか?―前編―

今年のG.W.前に金融庁から、「65歳の定年退職時に2000万円の貯金がなければ、老後の生活費が不足する可能性がある」という見解が示され、みなさん驚いたことでしょう。多くの日本人は、65歳の定年まで働けば、その後は年金だけで生活出来ると想定していました。

しかし、定年後は年金だけでの生活は難しく、お金が足りないことは事実です。そこで本日は、20代から50代までの方向けに今から定年までに2000万円を貯める適切は資産形成の方法について解説していきます。

 

老後資金として2000万円不足する理由とは?

そもそもなぜ老後の生活費が2000万円も不足すると言われているかご存知ですか?その理由がはっきりすれば、実際に必要な金額と生活費を貯める方法を導き出せますね。

 

理由その1:日本人の長寿化

老後にお金が必要とされる最大の理由は、日本が世界屈指の長寿大国だからです。現在の日本時の平均寿命は、女性が87歳、男性が81歳となっていますが、この数字は平均寿命であり、平均余命ではありません。平均余命というのは、たとえば65歳の男性の方が残り何年間生きられるかという事を示したものです。

現在の65歳の平均余命は、女性は24年、男性は20年、つまり、女性は90歳、男性は85歳近くまで生きる方が多いという事です。

平均寿命で生活費を考えると男性は81歳であるので、

81歳―65歳=16年間

の生活費を用意すれば良いと考えてしまいがちです。

しかし、実際には平均余命である

85歳―65歳=20年間

の生活費を用意する必要があります。女性の場合には平均余命がもう少しながいので、20年以上分の生活費が必要なるでしょう。

 

理由その2:年金支給額の減少

老後の生活費が足りない大きなもう1つの理由は、支給される年金の減少にあります。

2019年時点で日本の総人口に占める65歳以上の比率は28%になり、1/4を超えています。また、年金を積み立てる現役世代の人口は減っており、逆に年金を受け取る高齢者の数は増えているので、1人あたりに支給される年金額は今後ますます不足していくと考えられています。

かつて、年金は55歳から支給されていましたが、それは企業の定年が55歳だった為です。しかし、最近では企業の定年が60歳に延び、再雇用されれば実質的な定年は65歳になるでしょう。それに伴い、年金の支給開始年齢も徐々に遅くなっていき、支給開始年齢を5歳引き延ばしても、なお年金の支給額は減少する可能性が高いのです。

 

理由その3:毎月5万円不足する見込み

金融庁のモデルケースでは、65歳の夫婦の毎月の生活費は26万円必要としていますが、サラリーマンの男性が厚生年金に加入し、妻は国民年金に加入している場合には、夫婦に支給される年金の額は合わせて21万円です。すると、

21万円(支給額)―26万円(実際に必要とされる生活費)=-5万円

となり、毎月の生活費5万円は不足するという計算です。1か月5万円ということは、年間で60万円n不足するという事になります。

かい離に95歳まで生きたと仮定すると、

60万円(1年間に不足する金額)×30年間=1800万円

の不足が生じます。これを見解の根拠としたのです。

いずれにせよ、安定した収入がなくなった65歳の時点で2000万円もどの貯金がない限り、老後の生活は厳しいです。

 

2000万円の貯金は不可能ではない!

2000万円貯めなければと聞くと、かなりハードルが高い気がしますね。しかし、2000万円を貯金することは決して無理なことではありません。

25歳から65歳に到達するまでの年数は40年、480か月もあります。毎月4万円を貯金する、もしくは年間50万円貯金すれば65歳の時点で約2000万円の貯金に成功できます。

また、毎月5万円が不足するのであれば、65歳の時点で2000万円を貯金するのではなく、年金以外の収入源を5万円以上確保すれば生活が出来ます。むしろ、資産を形成出来る手段を知っておけば、より多彩な生活費への確保が可能になるでしょう。

それでは、ここからは2000万円貯金した時のご自分を想像してみて下さい

生活費をそれほどかけずに暮らしている人は世の中にたくさんいるはずです。時間を有効活用し、農業を行い自給自足の生活をしている方もいます。しかし、2000万円の貯金があることで、老後の生活に余裕をもたらすことが出来ます。

 

・老後の資金に余裕が出る

老後に2000万円の貯金があれば、旅行へ出かけたり、趣味を楽しんだりする余裕な時間が生まれます。20代前半から65歳の定年まで一生懸命働いてきて、趣味や娯楽を楽しむ余裕がなかった方も多くいるでしょう。

そういった方でも2000万円の貯金があれば、老後の生活を楽しむことが出来て人生がより豊かなものになります

 

・緊急の事態に対応出来る

ぎりぎりな生活をしていると、緊急時の出費に対応することが出来なくなります。

65歳ともなれば子供や孫がいる可能性が高く、子供や孫にもお金がかかるでしょう。また、急な病気をした時にも保険に入っていても対応出来ない病気にかかってしまうなどしてしまった時も、2000万円の貯金があれば治療を受けることも出来ます。

そのような緊急な事態にもある程度の貯金があれば、対応可能です。

 

・自分に自信を持つことが出来る

貯金が2000万円あるという事は、精神的にも余裕を持てるだけではなく、自分に自信を持つことが出来ます。お金がその人の能力を証明するわけではありませんが、目標としている2000万円を長い時間をかけ貯めたという事は、その後の行動にも変化をもたらすことでしょう。

定年退職後に自分に自信がつけば、別の働き先を見つけることも出来るかもしれません。自信は更なる活力を生み出し、自分自身をいつまでも若く保つ秘訣になるかもしれませんよ。

 

本日は、老後の為に2000万円を貯めるためにはどうすれば良いのか?―前編―をお送りしました。どうして老後に2000万円は必要になるのかはお分かり頂けたでしょう。次回は、年代別の2000万円の貯蓄の方法についてお伝えしていきます。