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MRFの金利は定期預金より低いって本当?

2020/01/03
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MRFの金利は定期預金より低いって本当?

 

MMFとの違いとメリットについて

投資と言えば株式を真っ先に思い浮かべる方も多いですが、実は証券口座を持っている人が必ずと言って良いほど持っている商品があります。それがMRFと呼ばれるものです。

MRFは低リスクの運用が出来る投資信託ですが、有名ではありません。本日はMRFの金利についてお伝えしていきます。合わせてMRFにかわる低リスクの資産運用についてもご紹介していきます。

 

そもそもMRFって何?

そもそもMRFとは何かご存知でしょうか?MRFとは「マネー・リザーブ・ファンド(Money Reserve Fund)」の略で、リスクの低い公社債やコマーシャルペーパーで運用する投資信託の事を言います。元本保証の商品ではありませんが、安全性が高く元本を削らないようリスクに配慮された商品になっています。

2019年現在、銀行の預金は低金利で、普通預金は0.001%、定期預金でも最大0.2%ほどの金利しかつかないことを多くの方は知っているでしょう。このような中で、MRFの方が高金利でしかもリスクが低く抑えられていたこともあり、「預金よりもMRF」と考える方が多くいましたが、2016年のマイナス金利政策でMRFもほぼゼロの金利になってしまいました。

 

MRFとよく似たMMFとは何?

MRFとよく似た商品に「MMF」という商品があります。これは「マネー・マネジメント・ファンド(Money Management Fund)」の略で、MRFと同じでリスクの低い公社席やコマーシャルペーパーで運用する投資信託です。

MRFとMMFの大きな違いは運用期間と金利で、MRFはいつでも入金出来るのに対して、MMFは期間が決まっています。

途中での解約も可能ですが、満期まで保有するよりも金利が大きく下がってしまうという特徴がありますで、注意が必要です。また、金利は一般的にMRFの方が低く、MMFの方が高くなります。

 

MFRの金利ってどれくらい?

かつては銀行預金よりも金利が高かったMRFですが、2016年を境に状況が変わり、マイナス金利政策が導入されて以降、MRFを高金利で運用することが出来なくなりました。2016年以降は、基本的にMRFの金利は0%という状況が2019年になった現在まで続いています。

金利が低い理由として、2016年のマイナス金利政策以降、短期の国債などの利回りは低下した状態になっており、MRFで投資出来る商品の利回りが低くなったことに伴い、MRFの利回りも低くなっているからです。MRFにマイナス金利が適用されている訳ではありません。

同様の理由で、MMFも運用環境が悪化しています。存続できずに、新規MMFの申し込みの受付を停止している証券会社も数多く存在しています。

それではこれから金利が上がる可能性はないのでしょうか?今のところ見通しは明るくありません。米国の利下げ観測が高まる中で日銀が警戒していることは、米国の利下げを背景とした円高の進行です。円高になると日本経済を支えている輸出企業は海外で製品を売りづらくなり、主益は悪化してしまう可能性があります。リーマンショック後も円高によって日本経済は大きなダメージを受けたのです。

このような事態の回避の為、マイナス金利を深堀する考えが示されました。したがって、MRFの運用環境が改善する可能性は今のとこを高いとは言えません。

 

MRFのメリットについて

それでは、MRFに投資するメリットとは一体何でしょうか?MRFを利用すると、株式や投資信託のようにリスクを取らなくても、証券会社にお金を預ける事が可能です。

では、以下でMRFを利用するメリットについて見ていきましょう。

 

メリット1:入出金が簡単なこと

証券会社にお金を預けていると、ただの「預り金」ではなく、「MRF」として運用されるケースが多く、預金とは異なりますが1円以上1円単位で取引出来る事がMRFの特徴です。

また、MRFは取引に手数料がかからない事も特徴に挙げられます。MRFは預金とよく似ていますが、預金よりも優れている点があるので、ぜひMRFの活用を検討してみて下さい。

 

メリット2:ペイオフ制度の上限を回避できる事

預金として銀行にお金を預けると、銀行が倒産した場合は基本的に「ペイオフ制度」が適用されます。ペイオフとは、1人に対して1000万円まで元本と利息が保障される仕組みで、銀行が倒産しても1000万円は戻ってきます。しかし、1000万円以上預けたい方は、倒産の事を考えると預けにくいものですね。そこで活用してもらいたいのがMRFなのです。

MRFは投資信託なので、証券会社ではなく信託銀行に保管される形になります。そのため、証券会社が万が一倒産しても、原則投資家の財産には影響はありません。また、信託銀行では銀行の資産と顧客の資産の分別管理が義務付けられているので、信託銀行が倒産しても、投資信託に預けた財産に影響はありません。

 

メリット3:預り金より安全な資産管理

証券会社にお金を入金する目的は、株式の購入や投資信託に投資することが目的の方がほとんどでしょう。投資に利用するまで、お金を証券口座に少しずつ入金している方もいます。このようにして、株式の購入の為の準備としておいているお金を使い、多くの証券会社ではMRFを購入しているのです。投資家の資産なのに勝手に使うなんてと考える方もいるかもしれませんが、実は証券口座に預り金として置いておくよりもMRFの方が安全なのです。

 

本日は、MRFの金利は定期預金より低いって本当?MMFとの違いとメリットについて、をお送りしました。

マイナス金利政策の背景に各社のMRFの利回りはほとんどゼロの状態になってしまいました。定期預金とMRFを比較しても、定期預金が利回りが高く、お得な商品になっています。MRFは安全性の高い投資信託でいつでも入出金出来ると言ったメリットがありますが、定期預金の利回りが良いので、積極的にMRFの投資をオススメ出来る環境にはありません。

また意外と知られていない事ですが、証券会社に預けっぱなしになっている現金は、証券会社が自動的にMRFの買い付けをして運用しているケースが多くあります。証券口座を持っていた方にとっては実は身近な商品になりますので、この機会にぜひMRFについて理解を深めて下さい。