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地方銀行と第二地方銀行の違いはどんなところ?

2020/01/31
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地方銀行と第二地方銀行の違いはどんなところ?

地域に根差した銀行に「地方銀行」はあります。横浜銀行(神奈川県地盤)、静岡銀行(静岡県地盤)、福岡銀行(福岡県地盤)というような一般的には、ある県を中心とした事業展開をしている銀行です。

この地方銀行を大きく分類すると「地方銀行」と「第二地方銀行」の2つに分けられます。この2つの銀行の違いはどんなところかご存知ですか?

本日は地方銀行と第二地方銀行の違いについてお伝えします。

 

地方銀行の役割と地域金融について

銀行にもさまざまな種類がありますが、おもに全国でサービスを展開している「都市銀行」とそれぞれの都道府県を地盤としている「地方銀行」に分類されます。地域金融をささえる金融機関である「地方銀行」は正確に分類すると、

 

「地方銀行(第一地方銀行)」

「第二地方銀行」

 

この2つに分けることが出来ます。この2つが提供できるサービスの内容は同様で、普通に銀行のサービスを受けたいのであれば、どちらの銀行を利用しても変わりません。

それでは、実際のところこの2つの違いは何でしょうか?具体的な違いは、所属している団体と歴史的背景になります。

まず「地方銀行」は「全国地方銀行協会」に加盟している銀行で、「第二地方銀行」は「第二地方銀行協会」に加盟している銀行のことで、法的な区分としてはこれだけです。「地方銀行」も「第二地方銀行」も法律的に提供するサービスは同じなのです。

歴史的な経緯でいうと、第二地方銀行はかつてあった相互銀行という組織が法改正によって普通銀行に転換する形で成り立っています。相互銀行とは、もともと中小企業を対象に相互掛金という資金調達手段を提供していました。その為、相互銀行が対象としていた事業者は中小企業が多く、現在の第二地方銀行も地方銀行と比較すると営業規模が小さい銀行を多く存在しています。第二地方銀行の中には、地域全体ではなく、エリアを小さくして事業展開をしている銀行もあります。

一方で、地方銀行はそれぞれの地域の中心的な金融機関として地域経済に重要な役割を持っていることが多い傾向にあります。

 

都道府県における地方銀行と第二地方銀行について

地方銀行は64行、第二地方銀行は39行が2019年現在存在しています。地方銀行はすべての県に1行は存在し、福岡県は4行、静岡県は3行、青森県、岩手県、秋田県、山形県、茨城県、千葉県、新潟県、富山県、岐阜県、三重県、大阪府、長崎県、沖縄県には2行あります。

第二地方銀行は存在しない県もあり、もともと相互銀行がなかった埼玉県、山梨県に加えて吸収合併や破綻の影響で、秋田県、茨城県、石川県、岐阜県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県、鳥取県には地方銀行はありません。

銀行が多すぎるという声も大きいので、今後も銀行の再編は進む可能性はあるでしょう。

なお、地域に根差した金融機関としては地方銀行以外にも「信用金庫」や「信用組合」といった金融機関があります。

銀行が株式会社(営利法人)であるのに対して、信用金庫は「利用者=出資者」として運営されている点が銀行と信用金庫の違いです。また、信用金庫は規模も小規模で、営業内容にも制約があります。

地域における金融機関の営業規模としては、「地方銀行」>「第二地方銀行」>「信用金庫」>「信用組合」という風になります。

 

地方銀行と第二地方銀行の預金や融資の違いとは?

預金サービスを受けるのであれば、2つの銀行に大きな違いはありません。個人融資や住宅ローンにも大きな差はないでしょう。

しかし、事業をするなどして融資を受けたい場合には、地方銀行より第二地方銀行の方が中小企業の融資に対して、歴史的な経緯を踏まえても積極的をいえるでしょう。ただ、事業が成長していき、融資の規模や事業展開が大きくなり銀行をビジネスパートナーとして考えていく場合には、第二地方銀行から地方銀行あるいは都市銀行へとステップアップしていくことも考えられます。

 

本日は、地方銀行と第二地方銀行の違いはどんなところ?をお送りしました。全国に地方銀行は存在し、第二地方銀行はある県とない県が存在します。2つの銀行に大きなサービスの差はありませんが、所属している団体や歴史的背景などから2つに分類されているのですね。

融資を受けることを際には第二地方銀行の方が中小企業の融資には積極的なようです。